『科学的に正しい読書術』レビュー

どんな人におすすめ?

・効率よく本を読みたい方

・読書を習慣にしたいが今まで続いていない方

→すでに本を読む習慣や読書術に関して知っている方には既知の内容が多いかもしれません、、、

概要

この本は6章での構成になっており、読書前の心構えから選書、読書中、読了後までの読書に関するすべての段階における技術を紹介している。

著者は公認会計士でもあり「Youtube図書館」を運営している金川 顕教先生である。

個人的には1章と2章の内容にあたる、心構えと選書の内容に関しては実りがあったため下記に感想を記す。

読書の目的とは?

みなさんは読書の目的を考えながら本を選んだり読んだりすることはあるだろうか?
少なくとも私はなかった。

読書の目的を明確にするには3ステップ存在し
①「どうなっていたいのか」のイメージ
②「何が必要なのか」の理解
③「どのような本を読むべきか」を考える
と本書で紹介している。

明確に意識してこの3ステップを行ったことはないが無意識的に行っている人は多いのではないだろうか?
かくいう私も最近、麻雀がうまくなりたいため麻雀本を書店に買いにいった。
麻雀については和了の仕方だけ知っている状態で知らないことも多いため
一通りできるレベルまでもっていきたかったので初心者向けの本であり戦術の流れを書いているものを選んだ。

目的を明確にする3ステップはよくよく考えれば当たり前のことだが意識をすることでより有意義にお金と時間を活用できるのではないだろうか。

本を選ぶ技術

選書。これは私にとっては目から鱗の技術であった。
なぜなら私が本を買うときの多くは表紙やキャッチーなタイトルに乗せられて購入することが多かったためである。
いわゆるその場のノリで買った本のは正直なところ薄~い内容しか書いていないようなものもあり何度か苦い思いをしたことがある。

この本の2章にあたる選書の技術ではそういった失敗をなくすことができる技術が紹介されている。

特に私の実りになったのは「古典を読む」ということである。
過去に私はスティーブン・R・コビーの『7つの習慣』の原典に挑戦したことがあったが長さと小難しい言葉に挫折してしまった。
『7つの習慣』に関してはマンガ版も刊行されておりその内容を簡単に把握することができる。
古典には長く親しまれるべく要因が存在するためこういったものを活用して古典にも挑戦しようと意欲が湧いた。

まとめ

この本以外にも4冊ほど読書術に関する本を読んだことがあるので既知の内容は多かったがなにも読書術に関して知らないという方にはぜひこの一冊をオススメする。私が読んだ4冊の内容はこの本がすべて網羅してるといっても過言ではないため、本棚に一冊残す読書術の本としてこの本をオススメする。

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